キッチンのレンジフードは、約10年で取り替えるのがいいとされています。もちろん、すべての換気扇、レンジフードが10年ほどで壊れるわけではありません。
「もう少し持つ」
そんな場合もあるでしょう。
ただ、現在主流となっているレンジフードのラインアップは、10年前のモデルと比較すると高機能です。そこでレンジフードを交換することで得られるメリットがどれぐらいあるのかを調べてみました。
キッチンの換気扇、タイプ別、交換するとこんなにメリット
プロペラファンの場合
プロペラファンは、最近では他のタイプに押され気味の換気扇ですが、まだまだ多くの場所で使用されています。パワー、そしてリーズナブルな値段は常に魅力的ですが、外壁に面した場所で無いと取り付けられないという弱点があります。さらに強風などの外的要因に弱いこともマイナスポイントと言えるでしょう。
プロペラファンは古い賃貸のアパートなどに使用されているケースが多いでしょう。以前は一軒家でもよく使われていましたが、最近は少なくなってきているようです。一応、このような傾向を考慮して考えてみましょう。
賃貸のアパートでは、古い換気扇といえども、勝手に交換するわけにはいきません。おそらく大家さんに交換をお願いすることになると思われます。ここで大家さんが「ゴーサイン」を出してくれるのであればすばらしい!この場合、
プロペラファンからシロッコファンに交換
プロペラファンから、最新型シロッコファン搭載・スリム型レンジフードに交換する場合を考えてみました。そもそも、プロペラファンは既にかなり前時代的な換気扇です。取り替えるだけで以下のようなメリットを享受することができるでしょう。
シロッコファンに交換するメリット
- 排気効率のアップ
- 油汚れのお手入れ楽々
- 外見がかっこよくなる
- 音がうるさくなくなる
プロペラファンからプロペラファンに交換する
プロペラファンしか設置できないのであれば、これが最善の策でしょう。
シロッコファンに交換しないデメリット
- 寿命が近づいているのに交換しないことで、不具合が発生する確率がさらに高まる
- お手入れに手間がかかる
スペースの都合上、プロペラファンからシロッコファンを搭載したレンジフードに交換できない場合もあります。その場合はターボファンを搭載した薄型レンジフードか、現状と同様のプロペラファンに交換することになります。シロッコファンに交換可能な場合でも、これまでのプロペラファンの取り付け穴を塞ぎ、新たにダクト排気用の排気口を設置する工事が必要になります。
旧型のシロッコファンから新型のシロッコファンに交換する
シロッコファン型の換気扇は、最初に発表されてから既に50年近くが経つ、実はかなり古いものです。ただ、改良に改良が重ねられ、現在のシロッコファン搭載型レンジフードでは、清掃の苦労も大幅に緩和されています。シロッコファンの中には、自動洗浄機能を搭載したモデルまで発表されていて、注目を集めています。現時点で設置から10年を迎えているシロッコファンの場合、このような新型モデルに交換することで大きなメリットを受けることができます。
新型シロッコファンに交換するメリット
- 油汚れの掃除が楽々(中にはほぼメンテナンスフリーのものも)
- キッチンに合わせた多くの選択肢がある
- 排気効率のアップ
- プロペラ騒音の低減
多くの旧型シロッコファンには、フィルターがついていて、このフィルターを掃除する必要がありました。最近のモデルでは、このフィルター自体が無くなり、掃除をする手間が大幅に省かれています。
さらに選べるキッチン用換気扇
生活スタイルの多様化は、住居の形自体を変えています。一昔前、キッチンには勝手口があり、外壁に面していたため、プロペラファンが多くの家に設置されました。
その後、多くのマンションなどの集合住宅で、リビングルームの近くにキッチンが設置されるようになりました。必然的にキッチンは住宅内の中央付近に位置するようになり、ダクト式の換気扇を備えたレンジフードが取り付けられるようになりました。
現在、主流となっているシロッコファンとスリム型のレンジフードの組み合わせも、その進歩の延長線上にあります。対面型で、なおかつオープンなキッチンを持つ家庭も増え、「天井からぶら下がるように取り付けられるタイプの換気扇」「IHに強いサイド取り付けタイプの換気扇」など、バリエーションも豊富に用意されています。
レンジフード 交換